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方分権ということについて私のイメージするのは、やや感情論的になるかもしれませんが、とにかく今の中央政権というか、中央の僅かな官僚、中央の官僚に集まり過ぎた権力を地方がまず取り返すことだというふうに単純に考えております。
先ほどの鈴木健二さんの話しにもありましたように、日本は非常に昔から、いわゆる上から下への構造をとってきた国でありますけれども、特に明治以来の富国強兵に伴っての、上意下達というか、少なくともその国家の意識を、国民に強いるという意味での権力構造で長らく過ごしてきたために、この中央官僚の力がますます、強大になってしまいました。
どうでしょうね、僕は世界中で一番中央官僚が強かったのは、旧ソビエトの官僚制度とフランスぐらいだと思います。私はロシアと非常に長くお付き合いしていますが、彼らのいわゆる革命以前の官僚制度というのは、本当に強力、強行なものだったと思います。それも、ツアーリの元に一糸乱れぬというか、非常に中央だけに集まった権力機構であった。
日本もね、最近思いますが、今回の住専問題、それからあのエイズにみられる厚生省の役人の問題。この全て世の中が非常に早いスピードでいろいろな変革をしてるのに、中央の官僚そのものは、ついていけないんですよ。自分でついていけないのに、自分でできると思っている。早く言えば、彼らの逆なことを行った方が、正しかったんではないかとすら言える程度と思います。そういう方々に我々地方が、予算や財政という、その犬の鎖みたいなものを付けられてブンブン振り回されているのが現状ではないかと思っております。
これはちょうど今、いい時期だと思います。住専の問題があり、厚生省のエイズの問題があり、中央官僚について国民が、やっとはっきりわかった時代ですからね。行政というのはどなたも知ってるとおり、我々一人ひとりの国民、もう少し大きく言えば、先ほど家庭について話しが出ましたけれど、それぞれの家庭のためにあるようなものなんです。それを一握りの中央官僚の手に握られて、予算という、お金ということで振り回されている。今こそ、転換する一大チャンスではないかと、こう思っているので是非、力を合わせてこの変革をやり遂げたいと思っております。
もう一言言えば、例えば青森県なんかは非常に経済的基盤が弱いから何割自治といいますが、これはしょうがないんでないかと、中央官庁からお金をもらってくるためには、多少ペコペコ頭下げて、あるいは言うことを聞かなきゃならないのではないかと、そういうふうな意識もないわけではありません。これはしかし嘘だと思いますよ。
少なくとも国というものは、僕は一つの船だと思っている。東京

 

 

 

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